災害場所について虚偽の申告で書類送検 青森労基署

 青森労働基準監督署は労働災害の発生場所を偽った上、労働基準監督官に虚偽の陳述をしたとして、地盤工事㈱(青森県青森市)と同社の代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)、第91条(労働基準監督官の権限)などの違反の疑いで青森地検に書類送検した。

 同社は地盤改良工事を営んでおり、同県北上郡の道路の新設現場に二次下請として入場していた。平成29年8月30日、高さ2メートルを超える重機の上で作業をしていた同社の70歳の男性労働者が誤って転落、腰の骨を折った。代表取締役は平成29年9月21日、同労基署に労働者死傷病報告を提出したが、報告には8月30日に自社の倉庫内で被災したとの記載があった。元請に迷惑をかけることを恐れ、災害発生場所・日時を偽ったとみられる。

 捜査着手のきっかけは工事関係者からの情報提供だった。同年10月24日に同社に立ち入り調査を行い、代表取締役に労働災害の発生日時、発生場所について確認をした。代表取締役は監督官に「間違いない」と答えたが、同労基署が工事現場での実況見分や被災労働者を含めた関係者からの聞き取りをしたところ、虚偽の報告と虚偽の陳述が明らかになり、送検に至った。

【平成30年5月7日送検】

建設現場の場合、
『元受けに迷惑が掛かるので』
という言葉は実際よく聞きます。

お気持ちはとても分かりますが、発覚した時の被害は甚大です。

これこそ元受けに大きな被害をもたらします。

元受けの会社様もお客様に複数社ございますが、
下請けが思っているほど、労災について深刻に受け止めていないようです。

もちろん、ケガがあるとないではないのがいいのは当然で、
それについてしっかり対策をとっていることは大前提になります。
constructionstuation
元受けからの指示に従わず、安全を確認せずに事故を起こしたようなケースがそれにあたるのでしょうが、
もしも、そういったことがあれば、これは会社としてしっかり責任を負い、二度とそういうことが起こらないよう対策をとっていくことが本当に大切なことです。
元受けに報告せず、ばれなければOK(迷惑がかかるからという思い込みも含みます)という考え方はいつか大けがを負います。

今回のニュースで送検された会社様はこれをきっかけにきっといい会社になっていくと思います。