所定労働時間と法定労働時間の違い
これもよくあるご質問の一つです。
簡単にご説明すると、所定労働時間は、会社が定めた労働時間数で、法定労働時間は、国が法律で定めた労働時間数を指します。
具体例を使ってお話ししてみたいと思います。
ある会社は、一日7時間の労働時間と定めていました。朝は9時から始まってお昼に1時間の休憩時間を取り、夜は5時に終了します。
この会社の所定労働時間は、7時間ということになります。
一方、法定労働時間は、法律で定めた時間になります。
労働基準法では1日当たりは8時間となっていますので、法定労働時間は、8時間となるわけです。
なぜ、この所定労働時間と法定労働時間の違いを取り上げるのかというと、残業代の計算の部分で大きな誤差が出てくるためです。
時間外労働については、時間外労働・休日労働時間とは?の部分でお話ししたいと思います。