2018/05/10
採用の現場は 『超』 売り手市場に
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2019年春に卒業する学生の就職活動が最盛期を迎えている。企業が優秀な学生を取り合う学生優位の「売り手市場」が続く中、就職情報会社の調査からは企業側に選考活動を前倒しする動きが広がる一方、学生の就職活動期間が長期化する傾向も浮かび上がる。
4月上旬、東京都新宿区で開かれた合同会社説明会。会場となったビルのフロアは、4年生になったばかりの大学生であふれかえっていた。
この日、参加した企業は75社。「説明だけでも聞いてみませんか」。リクルートスーツ姿で会場を歩く学生たちに、採用担当者が声をかける。
事業内容を説明するために、自社の社員の日常をマンガにした冊子を会場で配り、興味を持ってもらおうと工夫する会社もあった。できるだけ多くの学生の目にとまるようにと、主催者に頼み込んで、入り口近くのブースを「場所取り」する会社もあるという。
「昨年度予定していた人数も採用できていない。この春は何とか人数を確保したい」。出展していた運輸会社は今年、前年の約2倍にあたる50人を採用する計画を立てる。とにかく多く内定を出さなければ、人手不足が解消できないとの判断からだ。
企業側の採用計画数が、就職を希望する学生の数を大幅に上回る「超売り手市場」。それでも、限られた時間の中で学生たちも焦りながら活動している。
会場にいた大学4年の男性(21)は「企業の数は膨大で、どこが本当に自分に合っているかを判断するのは難しい。でも急がないとタイミングを逃してしまう」と話した
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180510-00000011-asahi-bus_all
何をいまさらとは思いますが、とうとう 『超』 の言葉がつくようになりました。
私が大学を卒業した時が 超氷河期 でしたから なんとも学生さんにはうらやましい限りですが、
現在の私の仕事 社労士 としては、企業様のことを思うとつらい状況です。
大企業もしくは中堅企業は新入社員を受け入れるために様々な取り組みを行っています。
その一つが待遇改善でしょう。
一方、中小企業の場合は、原資が限られているので給与を上げることが難しく
人員不足の常態化から、休みを増やすこともままならず・・・
果たして、採用 という面でどうやって大企業、中堅企業に対抗していけるのでしょうか?
大企業は範疇からおいて外しますが、
中堅企業であればまだ戦える面はあります。
それは、仕事です。
中堅企業であっても、能力に応じた待遇はなかなかしてもらえません。
優れた能力があっても、それに見合う仕事を与えられることはそれほど多くありません。
中小企業の場合、かなり早いタイミングで比較的大きな仕事を包括的に、若い社員に任せることができます。
この点は、一部の若手にとってはとても魅力があります。
しかし、任せる と言って何もサポートしない企業もありますが、これはいけません。
どうやって若手を成長させようか?
というスタンスのもとに仕事を割り振ることが重要で、
人員不足で教える暇がないから、あとは自分の責任で調べてやっておいて!
では、人は成長しません。
キーワードは、
若手社員をいかに早く成長させることをサポートしているか?
ではないでしょうか?
また、
成長ばかりに目をとられ、待遇改善をおろそかにしてもいけません。
中小企業だから・・・
は通じない時代です。
労働環境の改善も合わせて取り組んでいくことが非常に大切です。