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2023.10.20
【Q&A】 従業員が自主的に早く来ています。会社は指示をしていません。これは労働時間と言えるのでしょうか?

自主的に出社していたとしても、暗黙の指示(早出残業を命じた)とみなされます。就業のルールの見直しが必要でしょう。

詳しく解説いたします

自主的な出社も労働時間

結論から言えば、自主的に早く来てもそれは労働時間とみなされます。

労働時間とは、労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間とされています。早出をして勤務していることを認識しながら放置していた場合には、「会社は黙認していた」と判断されて、労働時間とされます。一般的には早出残業と言われます。

勝手に来ていることを知っていて、それを黙認しているのであれば、残業の指示をしていると同じだということです。

ただ、早く来て、業務とは全く関係のないこと 例えば、新聞を読んだりインターネットで遊んでいるような場合は、労働時間とされないこともありますが、それでも、争いになれば労働時間と判断されることもありますから、こんな場合は早く来させないことが重要となります。

勝手に早く来る社員への対応方法

① 労働時間と認めて残業代を払う

仕事をしていて、それが業績につながっているのであれば、潔く労働時間と認めて給与を払うとする。
 

② 来させないように注意をする

業務上早く来るのが必要でないのなら、指導書などを交付し、改善を促すことができます。

会社は新聞を読むところではありませんし、ましてやネットサーフィンをして遊ぶところでもありません。

始業時刻に間に合うように、10分前くらいの出社に変えるように命令書を出しましょう。指導してもなお、改善しない場合は始末書の提出も視野に入れる必要があります。

ただ、会社としては、自主的に早く来ている社員はなんとなく熱心に見えてかわいく感じますね。しかし、これを黙認しておくと会社にとってはリスクが残ります。もし、この人を評価したいのであれば、きっちり払う とするのが会社にとっては当然の態度とも言えます。

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