人事をうまく機能させようと思えば、
次の3つのことをうまく活用していくことが必要です。

人事の三要素

1.採用
人がいないと会社は何もできませんので、まずは採用です。

しかし、中小企業の場合、限られた資源をいくら採用に費やしたところで
いい人は入ってきません。
(残念ながら・・・)

もちろん、やって無駄ではありません。
無尽蔵にお金があるのであれば、
採用にお金をかけることはとても大切です。

しかし、限られた資源を有効に使う
という意味であれば、採用に注力するのは
中小企業にとってはいい策とは言えません。

2.教育
それでは、どこに力を入れるのかと言うと
教育
です。

中小企業にスーパースターのような人は入ってきません。

スーパースターとは
教育せずとも勝手に育ってくれる人のことを言います。

だから、
中の中 くらいの人を一生懸命育てていくのが
最もいい策と言えます。

3.評価
そして、評価も忘れてはいけません。

評価で人を伸ばす

と言うコンサルタントもいますが、
私はこれは間違えていると思います。

それは、
中小企業の場合ですが、
1年間で目に見えてわかるような成長はそれほど多くはないからです。

それを
正確
公正
に評価するのはとても難しいですし、そういう評価項目を作ることも簡単ではありません。

また、評価については、
非常に費用も掛かる部分でもありますので、
確かに教育と同じく重要な項目ではありますが、
優先順位としては
2番目かと思っております。

もちろん、
教育さえしていれば他はどうでもいいというわけではありません。

3つのサイクルを PDCA を回すようにうまくサイクルに乗せていくことが大切です。

1.まずは社内にいる人材をうまく教育していく

2.育った人を正当に評価していきましょう

3.今の社内に足りない人材、追加したい人材を採用で補っていきましょう

こういったサイクルを作っていくことができれば
人事の機能がうまく働いていると言えるでしょう。