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2023.10.11
社労士の合格を手にするために 必須 だと思うたった一つのもの
重要なのは勉強時間でない
社労士の合格には、一般的に800から1000時間の勉強時間が必要と言われています。
私は、この情報はおおむね間違えていないと思います。ただ、人によっては勉強の効率も違うでしょうから600時間で合格する人もいるかもしれないし、合格に1200時間かかる人もいるでしょう。
私の場合は、受験予備校に通っていましたから勉強の効率は良かったと思います。それでも、合格を手にするまでに2年間を要し、年間で900時間程度勉強していたと思いますから、合計で1800から2000時間勉強したと思います。決して短い勉強時間だとは言えません。
それでも、私以上に勉強したり合格までに5年もしくはそれ以上の期間を要する人もいますし、最終的には合格することなく諦める人も多くいます。
合格する人とできない人に一体どのような違いがあるのでしょうか?
合格の必須アイテム それは、 未来の姿を描くこと です。
社労士に合格した後、私は2年間受験予備校で講師を務めました。その経験から、合格する人としない人には特定の違いがあることに気づきました。
それは、合格後の未来の姿をどれだけ具体的に想像しているか、という点です。
社労士の試験に合格することは、単なる通過点に過ぎません。実際に社労士として開業することが真のスタートラインなのです。これは、すべての資格試験に通じることです。
合格後に開業し(すべての人が開業とは限りませんが)、どんな活動をしたいかを具体的にイメージしながら勉強する人は、合格だけを目指して勉強する人とは違います。不思議なことに、受験予備校では前方の席に座っている人ほど、未来の自分を具体的に想像している割合が高いと感じました。後ろの席に座る人の中には、合格を目指しているが未来の姿を描いていない人が多かったです。もちろん、座る場所が重要なわけではありません。後ろの席に座っていても、心の中に強い信念を持ち、合格後の姿をイメージしている人もいます。
私と同じ時期に開業した社労士仲間と話をすると、開業後の話題が絶えないことが分かりました。つまり、合格し開業した友人のほとんどは、受験時に既に未来の自分の姿が頭の中にあったということなのです。
どんな社労士になりたいか?
社労士の平均年収が200万円台ということを聞いたことがあります。しかし、私の周りで年収が200万円台という社労士を聞いたことが一度もありません。ほとんどの社労士は、収入で1000万円を軽く超え、人によっては何十人も従業員を雇い、その従業員にも1000万円以上の給料を払ってる人も中にはいます。恥ずかしながら私はそこまでは稼げていません・・・。
お金だけではありません。企業顧問をしたいのか?スタートアップ機器を応援したいのか?300名以上の大きな会社の人事についてサポートしたいのか?障害年金などで一般の方をサポートしたいのか?
いろいろな社労士の姿があるもありますし、どれが正解でどれが不正解ということは一切ありません。
合格後に開業して輝いている自分の姿を想像しながら勉強することのメリットは非常に大きいです。
どんなに眠くても、仕事で疲れていても、体調が少し悪くても、飲みに行ってどんなに遅くなったとしても、友人と遊びに行った時も、旅行に行ったとしても、自分の未来の姿のためにどのような状況でも欠かさず決められた時間を勉強することができます。
【思い出】 私の描いた未来の姿はどんなだっただろう
偉そうなことを書きましたが、当時の私は、素晴らしい社労士になりたいといった高尚なものはありませんでした。
お恥ずかしい・・・。
成功する社労士は年収が1000万円を超えると聞いたこともあり、そんな姿にあこがれました。当時は(今もそうかもですが)、年収1000万円と言えばなんとなく雲の上の人のように感じていました。妻のお腹の中には赤ちゃんがいましたから、家族と一緒の明るい未来が待っているような、そんな姿を描いていました。(このように書くと、今の私の家族が崩壊しているような感じもしますが、そうではありません)
受験生時代から企業顧問をしたいと思っており、労基法を勉強しながら、「どんなことが会社で問題になるのかな?」とか、判例を読みながら「こんな問題が起こるのかな?」とか想像していたことを思い出します。
開業後に、お金持ちになった自分の姿を想像しながらウキウキしながら勉強をしていました。
偉そうに 未来の姿 とか言いましたが、そんなにすごいものでなくてもいいんです。成功し、活躍している未来の自分の姿を想像しながら、ムフフっとにやけながら勉強する。合格をゴールにせず、単なる通過点ととらえ、その先を見ながら勉強する。
きっと、来年の10月、合格者リストに自分の番号があるはずです。