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2023.10.11
定着率が悪い会社が取り組みたいこと
せっかく採用してもすぐにやめる人が多くて・・・。忍耐力がない人が多くて困ります。
業界的に休みが少なくて給料が安いのは普通なんです。なのにすぐ辞めるなんて・・・
人材不足の昨今、定着率が悪いというのは、企業にとって最重要課題の一つです。
もし、入社して3年以内に3人中1人が辞めるとすれば、3年離職率が30%を超えるということになります。従業員それぞれに事情もありますので、離職が避けられないこともありますが、入社して3年以内にその事情が変わることはそれほど多くありません。3年離職が高いか低いかを調べると、自社が離職率が高い会社かそうでないかが判定可能です。
目次
定着率が悪くて困ること
定着率が悪い = 離職率が高い ことのデメリットはたくさんあります。
- 採用コストが無駄になる
- すぐに辞めるかもしれない社員に教育コストが掛けられない
- 採用担当者のモチベーションの低下
- 企業のムードが悪くなる
- 引継ぎが十分に行えておらず、お客様から同じようなクレームが起こってしまう
- 顧客の担当者がころころ変わることで、お客様からの信頼を損なう
- 新たな求職者が減少する
- 中堅以下の社員が不足し、ノウハウの継承ができない
などがあげられます。
定着率が悪い会社の特徴
- 残業が多い 月 60時間以上
- 休みが少ない 月 5回程度
- 有休がとりにくい 消化率ほぼ 0%
- 社員間のコミュニケーションが悪い。風通しがよくない。
- 上司が他人の意見を聞かない
- 同じような仕事で変化がない。キャリアアップが望めない。
- 忙しすぎてスキルアップする時間がほとんど取れない
- 募集の時と労働の条件が異なる。
- 給与規定が適当に運用されている。評価が適正でない
- 社員の世代間に開きがある。3年から5年で辞めるのが相場になっている
どうでしょうか?
複数該当するのであれば、改善すべき点があるということです。できるところから取り組んでいきましょう。
この際、言ってはいけないことは、
「この業界はどこの会社もこんな感じで、避けられない」
ということです。
もし、本当にそのような状態なら、逆にチャンスです。他社との違いを出しやすく、労働環境を改善すると、自社にばかり人が集まるということにつながりやすいです。
定着率が良い会社の特徴
- 残業がほとんどない
- 休日が多い
- 休みがとりやすい
- コミュニケーションをとる機会が確保されている。
- 相談しやすい環境がある。
- キャリアアップが望める。目標となる先輩がいる。
- 社員研修が充実している
- 外部への研修へも積極的に参加させてくれる
- 新しいシステムを積極的に導入している
給料が高いということも重要ですが、定着率にはあまり影響が出ません。業界水準の給与は必要かと思いますが、他社より高い給与が定着率向上にはつながらないと考えます。
定着率を上げるために取り組みたい2つの具体的施策
1 残業時間対策
色々な観点でチェックしていく必要がありますが、
- 無駄な残業がないか
- クラウドを使って効率化を図れないか
をチェックしてみてください。
本気で取り組めば必ず短縮するところがあります。
具体的な短縮方法は状況によって異なりますから一つ一つチェックしていく必要があります。
2 休日の確保
せめて週休2日制を死守し、年間休日126日以上を目指します。できれば、有給の取得を100%を目指しましょう。
これで、年間休日が 130から140日となります。
これを実現するためには、人員の確保が必要です。まさに「卵が先か鶏が先か」ですが、同時進行で改善をしていく必要があります。
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