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2023.10.11
長時間労働が引き起こす 2つの大きなリスク

中小企業では珍しくないのですが、次のような状態の会社様には、ぜひ読んでいただきたいと思います

  1.  残業が月に60時間以上あり長時間労働が常態化しているが諦めている
  2.  残業に未払いがあり、未払い残業代対策に手を付けたい
  3.  長時間労働にどんなリスクがあるのかよくわかっていない
     

労働基準法?法律で定めた時間を守っている会社なんて聞いたことないよ!

あんな法律守っていたら利益なんて残らない。残業代?馬鹿な質問をするんじゃないよ!

もしかするとその通りかもしれません。

しかし、もうその波にあらがえない時代が来ています。今、手を付けないと取り返しのつかな事態に陥る可能性もあります。今すぐ取り掛かりましょう!

リスク1 労災リスク

長時間労働と労災には相当因果関係があり、長時間労働のうちに労災事故があった場合、会社の責任が追及される可能性があります。次の3点で残業をチェックしてみてください。当てはまる場合は、事故と労働の強い因果関係が認められ、会社の責任を追及される可能性が高くなります。死亡する場合は、約1億円といわれていますから、大きなリスクがあります。

過労死ラインとは:
1 発症前1ヶ月間で100時間
2 発症前2ヶ月もしくは6ヶ月間に渡って1ヶ月あたり80時間を超える時間外・休日労働
3 発症前1~6ヵ月間にわたって、1ヵ月あたりおおむね45時間を超える時間外労働

 

リスク2 人材難

求人をしても全く反応がない時にチェックすること にも関連記事で書きましたので、よろしければご覧ください。

すべての残業がよくないとは思っていないのですが、中小企業の場合、無駄な残業が非常に多いように思います。そういった残業は従業員のモチベーションを下げ、ひいては、求人が減る傾向があります。中小企業の場合、固定残業手当を導入し、残業をしても給料が変わらないようにしているケースもあります。これでやる気を出せというのは少し無理があります。

効率を高め、無駄な残業を減らし、固定残業代の比率を下げ、基本給に異動させ、労働分すべての賃金を支払う。というような取り組みが非常に重要となります。
 

労働時間を減らす大きなメリット

1.残業代がかからない

たまごが先かにわとりが先か?の問題になりますが、残業代がかからないというのは年間の人件費の予測が簡単に立てられると言う事です。人件費がわかると言う事は、ベースとなる賃金を引き上げることが容易にできると言う事です。

例えば、残業代込みで、 総額25万円くらいと思っていた人が、残業がないわけですから最初から給与 25万円 とすることができます。これだけで他社と差別化できます。労働時間が短く、他社よりの給与が高いとなれば、人の目に留まりやすくなるのは当たり前のことです。長時間労働だけど稼げる仕事よりも、短時間労働でそこそこ給与がいい職場が今は好まれています。

2.募集をかけたときに応募者が来やすい

応募者が重視していることを順にあげると、

  1.  休日
  2.  給与
  3.  残業の少なさ
  4.  有給の取りやすさ
  5.  やりがい
     

これがいいか悪いかは別として、中小企業は ⑤ のやりがいに自社の特徴を置きすぎです。それも一つのいい面ですが、より上位に求められていることもしっかり考えておくことが大切です。
 

3.労災リスクの減少

長時間労働にいいことは何もありません。(経営者にとっては別かもしれませんが・・・)
 

労働時間を減らすための取り組み

まずは、残業時間を正確に知りましょう。そして、その内容を知りましょう。ある会社さんが、毎月60時間を超える残業がったのですが、完全に残業を禁止にしたそうです。しかし、売り上げは変わらず、従業員の作業効率のみあがったそうです。

だから、今まで払っていた残業代をすべて賞与で支給し、全員の給与をベースアップしたそうです。
その額 額面で 約 7万円。手取り額は残業をしていたころと変わりませんが、残業がないので、明るいうちに帰ることができます。当然睡眠時間も増え、疲れのない状態で出社ができます。するとまた新しいアイデア等が生まれ・・・

といいことしか起こらなかったそうです。全ての会社がこの通りと言うわけにはいきませんが、それくらい無駄な残業が多いと言う事です。
 

労働時間を正確に把握する

もしも、今タイムカードなどを使っているのなら、勤怠管理システムを導入しましょう。勤怠管理システムは、人単位、部署単位の労働時間を知ることが可能です。さらに、残業申請や休日申請など、
書面で行うものをネット経由で行うことができます。書面で行っていた作業がネット経由になることで、驚くほど事務作業が減ります。高収益な会社は、事務作業を徹底的に簡略化します。いい加減にするという意味ではなく、無駄な作業を減らし、外部に委託したほうが効率的なことはどんどん外部に委託します。

当事務所では、ジョブカンの運用をお勧めしております。ジョブカンでは、今回ご紹介したような事例にすべてマッチします。一度おためしされてはいかがでしょうか?

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