会社発行の資格取得証明書

まず最初にお断りしておきますが、今回ご紹介する資格取得証明書の効果が全ての医療機関で適用されるわけではありません。一部の医療機関では健康保険証そのものを見せてもらわないと保険適用しないこともありますのでその点ご了承ください。

資格取得証明書とは、間違いなく健康保険の資格取得手続きをしていることを証明する書類です。

入社手続きをした後、健康保険証がその人の手元に届くまで、営業日で3日　と　発送の日数が必要となります。現在では郵便事情があり、発送場所から近くても、2日以上必要となりますので、休日を含めるとおよそ1週間程度かかると思います。

しかし、被保険者の方に小さなお子様がいたり、現在病院に行っている方がいらっしゃる場合は、健康保険証が届くまでの間困ることが時々あります。

健康保険証がない場合は、医療機関にもよりますが、通常は、3割負担ではなく10割負担としておき、後日健康保険証を提示した時に7割を返すという手続きが行われます

しかし、手続きが終わっており健康保険証が届いていない1週間の間であれば会社がこの方が資格取得手続き中であることを証明することでこの10割負担を3割負担とすることが可能です。

資格取得証明書交付申請書を行政に交付申請書を提出し、その証明を提出する必要があります。が、しかし、残念ながらこの申請をしても、証明書が届くまで3日程度必要となります。そのため、その書類が手元に来た時にはあと数日で健康保険証が手元に届くので、あまりその効果がありません。

そこで、全ての医療機関で適用されるとは限りませんが、その方が健康保険の手続き中であることを証明する資格取得証明書を会社が発行します。

当事務所で資格取得手続きを行った場合は、希望される方全員にこの資格取得証明書を発行しております。被保険者の方の情報や会社の情報を全て記載しており、会社の証明を押印付きですることで、健康保険証代わりとして3割負担としてくれる医療機関が多いです。ただし、あくまで健康保険証が届くまでの証明となりますので健康保険証が届き次第、医療機関に健康保険証を提示する必要があります。
　

健康保険被保険者資格証明書交付申請書

健康保険被保険者資格証明書交付申請書に記入し、年金事務所または年金事務センターに提出することになります。この場合、およそ3日程度で証明書が発行され郵送されることになります。ただし、健康保険協会が会社の近くなのであれば、そちらに提出することでその場で発行されることもあります。その際には、本人の委任状など必要書類もありますので健康保険協会に確認の上訪問するようにしてください。