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2023.10.03
管理職の必読書: ウサギはなぜ嘘を許せないのか? 

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書籍について

P25 スーパーで買い物をした母親は、レジを出たときに購入した洗剤がレシートに打ち込まれていないことに気付きます。
母親は「得をした」顔をしていますが、それに気づいた子供は正しいことを言うべきかどうか悩み、
結局母親に「スーパーに戻って代金を払おう」と話します。
母親は何とかそれをやり過ごそうとしますが、スーパーの店員に「どうかしましたか?」と尋ねられ、子供が先に応えます。
「払っていない商品がありました。」母親は代金を店員に払いました。
その後、母親は子供に厳しい目で圧力をかけるのでした。
正直であることで、非常に嫌な思いを子供はしましたが、正直でないことで嫌な思いをするよりはずっと心が晴れやかに感じました。
(原文要約)

 
150ページの非常に薄い本なので、これ以上書くとネタバレになってしまいますので、今回は本の内容紹介はこれくらいにしておきます。決して私が倫理観の備わった人間だとは思いません。しかし、何か判断に迷った時の指標は日頃の倫理教育にあるのだと思います。例えば、「報告を正直にする」たったこれだけのことであっても、本人に心の中で葛藤があったはずです。「正直に言えば怒られる。みんなは報告をせずにうまく取り繕った」

さて、自分はどうするべきか?会社はどちらの社員を褒めますか?小さなコンプライアンスの育成をこの機会にしていきませんか?
 

人が成長する要素にはいくつかあるといわれています

  1. 仕事を通じて           ・・・ 80%
  2. 上司・先輩・同僚・後輩など人間から・・・ 15%
  3. 読書や研修から          ・・・ 5%

 
成長のほとんどは仕事中の業務を通じて起こります。また、社内のコミュニケーションでも育ちます。研修や読書から成長してもたったの5%にしかなりません。それでも読書や研修を私はお勧めしております。それは、仕事や人間関係は変えることができないし、環境に依存しやすいからです。管理職になると、部下を育成指導する際、そのほとんどを自分の経験から行いますが、それは、自分が経験していないことは指導できないということです。読書をすれば、他社の経験を疑似体験することができ、新たな支援を得ることができます。仕事が忙しくてそんな時間がないという方もいらっしゃいますが、管理職が最も大事にするべき時間は「投資」の時間です。時間は見つけるものではなく、「作る」ものです。自己投資の重要性を理解し、時間は作るものと分かっている方はおそらくすでに読書はされているでしょう。ぜひ取り組んでみてください。
 

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