入社の際の提出書類

入社の際に提出してもらう書類は会社によって異なります。厚生労働省のモデル就業規則には次のように定めてあります。

（採用時の提出書類） 第５条 労働者として採用された者は、採用された日から 週間以内に次の書類を提出しなければならない。 ① 住民票記載事項証明書 ② 自動車運転免許証の写し（ただし、自動車運転免許証を有する場合に限る。） ③ 資格証明書の写し（ただし、何らかの資格証明書を有する場合に限る。） ④ その他会社が指定するもの ２ 前項の定めにより提出した書類の記載事項に変更を生じたときは、速やかに書面で会社に変更事項を届け出なければならない。

こちらの規定は結構あっさりしていますね。入社誓約書などの記載もないようです。当事務所では、入社誓約書と身元保証書の提出は推奨しております。

たくさんの書類を提出する必要があるため、「新入社員が・・の書類を従業員が持ってきません」というようなご報告をいただくことがあります。

従業員が最も会社に対して忠実な時期は入社時であり、書類の用意ができる時間があるのは、入社前です。それなのに、重要な会社への提出書類を忘れるとはこの先が思いやられます。

といっても、会社は提出書類に漏れがないように、しっかり伝えておく必要があります。
その際に渡す書類が　入社時提出書類のご案内　です。

いつまでに　何の書類の用意が必要か　を紙で渡す会社は従業員には、しっかりした会社と映ることでしょう。

こういった書類を渡しているにもかかわらず、特別な理由なく提出しないような場合は、これはもう入社を辞退したとみなしてもいいレベルの事案です。ちなみにそういった規定を就業規則に盛り込むことも可能です