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2023.10.13
管理職の必読書: リーダーのための行動分析学入門
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書籍について
「部下はほめて育てる」と言うような表現を聞いたことがありますか?しかしながら褒めてもなかなか成果が上がらない。そういう事もよく聞きます。
それでは、どうして褒めると部下の能力が上がると言われているのでしょうか?行動分析学では、『強化』と言う言葉を使います。例えば、次のような感じです。
子供が騒ぐ ⇒ 抱きしめて安心させる
(これは騒ぐと抱きしめてもらえるので、騒ぐが強化される)
なので、次のように行動を変えると
子供が騒ぐ ⇒ 母から引き離して抱きしめてもらえない
(騒ぐと引き離されるので、騒ぐが弱化される)
と分かり易く書いたつもりですが、少し難しいかもしれません。この本では、こういった事例が会社内での行動でどのような対応をすればいいのかがたくさん書かれております。私がとても参考になったのは P.52 成果のコミュニケーションです。部下に成果を期待するなら次のポイントを外してはいけないようです。
- 何を
- どれだけ
- どのように
- いつまでに
自発的社員を育成することができる できるリーダー 育成に一役買ってくれる本ではないでしょうか?
お勧めする 社会人の 本の読み方
3ポイント1アクション
ビジネス書を読んでいると「これは素晴らしい!」「真似をしたい」ということがたくさん出てくることがあります。しかし、残念ですが、本を読み終えるころにはそれが何だったのかは思い出せず、当然、行動には結び付きません。読書の目的は、他人の成功体験を疑似体験し、自らの行動を変えること です。読むだけで行動につながらないのは非常にもったいないことをしています。
そこで、私は 3ポイント1アクション という本の読み方を研修でおすすめしております。どんなに素晴らしい本だとしても、共感できたことを3つに絞ります。そして、マネしたい、行動したいということは一つにします。どんなに素晴らしく実践したいことがたくさんの本だっとしても、行動を一つに絞ります。例えば、後述している良書「7つの習慣」では、少なくとも7つ習慣があるのですが、それでも、マネしたい行動は一つに絞るのです。もったいないような気はしますが、1つに絞るからこそ、実際の行動に結びつくのです。是非一度お試しください。