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2023.11.17
管理職の必読書: 熱湯経営 大組織病に勝つ

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熱湯経営―「大組織病」に勝つ

書籍について

今時ではない、どちらかというと体育会系の本。
大和ハウスから、瀕死の大和団地へ転籍、立て直しの重責を任され、にっちもさっちもいかない状態(68億円の負債で倒産寸前)を立て直しました。その後は大和ハウスに呼び戻され、瀕死の支店をいくつも任され、それもすべて立て直し成功。そして大和ハウスの業績悪化時にはV字回復の立役者となる。すごい経歴の樋口社長。私なら「ちょっとぐらい、楽させてくれよ」とふてくされるところが、樋口社長はそうなりません…大和ハウス創業者 石橋会長との関係は、上司と部下の関係を超えた師弟ともいえる密度の濃いものです。
本中では、どうしてそういった関係になったのか、経緯、歴史も書かれています。もしかすると今はこういう手法は、アウトなのかもしれません。だけど、やっぱり必要だな。と私は感じます。特に、41ページのプロとアマの違いや、172ページの成功者と失敗者の違いなどは、必読箇所です。
ぜひ一度お手に取ってみてください。
 

読書の時間

人が成長する要素にはいくつかあるといわれています

  1. 仕事を通じて           ・・・ 80%
  2. 上司・先輩・同僚・後輩など人間から・・・ 15%
  3. 読書や研修から          ・・・ 5%

 
成長のほとんどは仕事中の業務を通じて起こります。また、社内のコミュニケーションでも育ちます。研修や読書から成長してもたったの5%にしかなりません。それでも読書や研修を私はお勧めしております。それは、仕事や人間関係は変えることができないし、環境に依存しやすいからです。管理職になると、部下を育成指導する際、そのほとんどを自分の経験から行いますが、それは、自分が経験していないことは指導できないということです。読書をすれば、他社の経験を疑似体験することができ、新たな支援を得ることができます。仕事が忙しくてそんな時間がないという方もいらっしゃいますが、管理職が最も大事にするべき時間は「投資」の時間です。時間は見つけるものではなく、「作る」ものです。自己投資の重要性を理解し、時間は作るものと分かっている方はおそらくすでに読書はされているでしょう。ぜひ取り組んでみてください。
 

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